ローファー選びが「サイズ」だけではできない理由

ローファーのサイズ メイン

ローファーのサイズ選びのための判断軸

結論から言うと

ローファーのサイズ感の判断軸は単にサイズ(長さ)だけでなく

  • 幅(ウィズ)
  • 甲の高さ
  • かかとの大きさ

なんかも気にしないと痛い目みるよということです。

単にサイズ(長さ)を合わせればいいという話ではなく、自分に合わない靴もあるということを理解する必要があります。

いろいろ補正する方法もありますがそれはまた別の記事にて

詳細は以下

初めに

革靴やローファーを買ったあとで、

「ちゃんとサイズが合っていることを確認したのに、ちょっと痛い」
「歩いていると、脱げそうで心配」
「もう少し良い選択肢があったのでは…」

そんなことを感じた経験はないでしょうか。

スニーカー等と違い、
革靴はサイズ表記だけで判断するのが難しい靴です。
その中でもローファーは紐などによる調整がないため、特に難しいです。

この記事では、
私自身がローファーを選ぶ中で意識するようになった
「サイズ感を判断するための軸」 を整理してみます。

数字だけでは分からない「ローファーのサイズ」

靴を選ぶときにまず「靴のサイズ(長さ)が何cmか」という数字を見るのが基本かと思います。

もちろん、これは重要です。
ただ革靴、その中でも特にローファーの場合はそれだけでは足りません。

理由はシンプルで、スニーカー等の靴と比べて

  • 全体の素材が違うため伸縮性が低い
  • ライニング(内側の造り)のクッション性が低い ※ものによります
  • (ローファーの場合)紐などの調整機構がない

つまり、足と靴の相性がダイレクトに出る構造だからです。
同じ26.0cm表記でも、

あるローファーは快適

別のローファーは窮屈

ということが普通に起こります。

そのためローファー選びではいわゆるサイズ(長さ)だけでなく以下の要素をよく確認する必要があります。

  • 幅(ウィズ)の広さ
  • 甲の高さ
  • 踵の大きさ

幅(ワイズ)だけでは語れないフィット感

革靴はEウィズやEEウィズなどよく見かけることもあるかと思いますが、これが幅を現しております。

一般に日本人は一般的に”幅広”な人が多いと言われ、海外製の靴を履くときには足の横が当たることが多いので、国内メーカーですとここを考慮し、幅に余裕のある靴を用意していることが多いです。

この幅(ウィズ)はメーカーによっては同じモデルで複数型を出している場合がありますので、同じ靴を履いてるつもりでも実は違うウィズを履いている場合があるので注意が必要です。

「あのメーカーのローファーは幅が細くて私の足には合わない」

なんて思っていたら実はその店舗にはないけど同じモデルで別のウィズがあったりなんてこともある場合があります。また、型番が違うので別の靴かと思っていたらウィズが違うだけ。なんてこともしばしばあります。

また、このウィズについては場合によっては同じモデルでも見た目の印象が大きく変わる場合もありますので欲しいモデルに複数のウィズがないかも気にすべきポイントです。

甲の高さ(甲高)の影響と見分け方

次に意識したいのが、甲の高さです。
これはローファーが靴紐などの調整機能を持たないために他の革靴と比べても影響が特に大きい部分です。

ローファーは履き口が足首までなく、上部については足の甲で押さえる構造なので、

  • 甲が高い人
  • 甲が低い人

で、感じ方が大きく変わります。

私自身、甲がそれほど高いわけではありませんが、
甲が低めに作られたローファーを履くと、

  • 履き始めはきつい
  • 甲に圧迫感が出やすい(というか痛い)

ということを何度も経験しました。

逆に、甲に余裕があるモデルでは、

  • 履き心地は楽
  • ただし、緩く感じることもある

(履き心地とは違いますが、見た目に張りがなくカッコ悪いというデメリットもあります)

また、これは特にグッドイヤーウェルト製法の靴で起こりがちな現象ですが、靴の底面に敷き詰められているコルク等のクッション材が沈むことで履いていくうちに少しずつ緩くなります。またアッパーの革も若干ですが伸びていきます。
ここがまた難しい部分ですが、アッパーの素材や靴底の製法なども考慮して、履きこんだ後にどのくらい変化があるのかを予想していくことが求められます。

そのため昔のローファー好きの人たちはかなりビタビタなサイズで買って
「ローファーを慣らすためには修行がいる」
なんて半分冗談で言ったりしましたが、現代ではそこまで我慢すべきではないという考え方が主流です。

踵の形(狭い/広い)の違いとその意味

ローファー選びで、
見落とされがちですが非常に重要なのが踵の形です。

特に日本人は、

  • 踵が小さい
  • 踵が丸い

と言われることが多く、
先ほどの甲の高さと合わせて、この要素も満たさないと歩行時にストレスが出ます。

  • 脱げそうになる
  • 無意識に足に力が入る

こうした違和感は、サイズが合っていないというより踵の形が合っていない可能性があります。

この点も甲の高さと同様に海外メーカーは一般的に踵が大きく、国内メーカーは小さいというのが一般的に言われているところです。
とはいえ、海外メーカーでも日本の代理店が働きかけ、日本人向けに踵を小さくしたモデルを販売していることなどもあり、あまり先入観は持たずに、一つ一つのモデルの特徴をしっかり理解しておくとよいでしょう。

「サイズが合わない」と感じる正体

ここまでをまとめると、
ローファーのサイズ感は、

  • 足長(cm)
  • 甲の高さ
  • 踵の形

といった要素の組み合わせで決まります。

どれか一つだけを見ても、
納得できる選択にはなりにくい。

「サイズが合わない」と感じるとき、
実際にはどこか一箇所だけが合っていないということも多いです。

判断軸を整理すると、比較がラクになる

ローファーを比較するとき、
私が意識しているのは次のような軸です。

  • 甲の高さはどうか
  • 甲の押さえ方は強いか、優しいか
  • 幅は足当たりとしてどう感じるか
  • 踵はしっかり収まるか
  • 歩いたときに無意識に力が入らないか

これらを意識して履き比べると、

  • 「合う・合わない」が言語化できる
  • 次に試すべき靴が見えてくる

ようになります。

比較できる環境が重要になる理由

前回の記事で触れたように、
地方ではローファーを横断的に比較できる環境が限られています。

そのため、

サイズ感の違いに気づきにくい

「こんなものか」と納得してしまう

という選び方になりがちです。

しかし、判断軸を持った状態で比較できると、
ローファー選びはかなり変わります。

おわりに

ローファーのサイズ選びは、
単なる「何cmか」という話ではありません。

どこで支えられているか

どこに違和感が出るか

を意識しながら履くことで、納得感のある選択に近づきます。

今回の記事でサイズを合わせて「快適に履ける」選択肢について考えましたので、次回は
「長く履くために」必要な要素について整理してみたいと思います。

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